創業以来、長きにわたりコネクタのプレス端子に従事してきた経験と実績を基に、製品仕様に関する打合せの時点で、量産を考慮した設計提案をすることが可能です。
例えば、需要数が多い製品であれば、生産能力向上につながる回転数UP、取り数UPの提案や、 1ピッチの中に複数の製品を配置する方法など、実践的でコストメリットのある提案を行ように心がけております。
打ち合わせ内容に基づき、御客様のご要望を満たす金型設計を行います。
和田工業では、製品難易度や受注状況により前後しますが、量産金型を6週間を目途にサンプルを提出します。
金型起工の際には、当社の金型設計者が御客様と共同、共創で行うことで、御客様の細部にわたるご要望にお応えすべく金型設計を行うことが強みです。
当社は、金型部品の内製化にこだわっております。ダイセット・プレートのような大物の金型部品にも対応可能で、長さ600mmまで加工可能なワイヤー加工機を有するなど、高精度・短納期加工に日々挑戦しております。勿論、全ての金型部品を内製できないこともありますので、国内外の部品調達ネットワークを駆使し、高精度・短納期対応に日々挑戦しています。
様々なコネクタメーカー向けにBoard to BoardコネクタやFPCコネクタを受託製造していることで、 金型の量産性改善を常に意識しているだけでなく、より「狭ピッチ」「高速生産」に対応できるよう、常に金型製造技術 向上を目出して対応しております。 また、様々なプレス加工方法に対応しており、例えば、車載向けTAB端子における端子の転び対策やマッチング対策として「両抜き高速加工」、端子を繰り返し曲げる時の安定性を目指した「カム曲げ」、剪断面90%の維持を実現する「シェービング加工」など、御客様の役に立つ加工技術を常に磨き続け、新しい加工方法も積極的に取り入れております。
当社の最も得意とする部分です。
和田工業のプレス加工機は幅広いラインナップが特徴で、15トンの高速プレスから110トンの大型精密プレスまで保有しております。
薄板材で高速加工が必要な製品は15~20トンプレスを、シェル形状のような比較的大型のプレス加工は60~80トンワイドプレスを、ストローク180mmの110トンプレスでは背の高い曲げを行うプレス加工を、あらゆるコネクタのプレス品の量産に応えられる設備とノウハウを持っております。
当社では主に車載向けに使われるコネクタの組立やインサート成形を行っております。コネクタの組立やインサート成形に使用するプレス品においても当社内で生産しており、安定した品質と供給体制を整えております。
御客様のニーズにより自動化も含めた最適な生産方法を提案することも可能です。
当社はコネクタだけでなく、様々な加工にも対応可能です。大学や御客様との共同開発によって最新技術を追求し、最先端の加工技術によって、通常では困難な形状の加工品も製作した実績がございます。
勿論、東北地方の有力な精密部品加工業者と連携して、様々な加工品への対応可能です。